新疆ウイグル自治区のウルムチ県サルダバン郷警察は1日午後7時、天山山中で道に迷った観光客5人から助けを求められました。観光客がいる場所は天山の標高が高い無人地帯の山間部で、山道は険しく、積雪もありました。警察官らは現場で叫び声と懐中電灯で自らの位置を知らせて観光客の応答を待つしかありませんでした。

警察官らは暗い中を7時間以上にわたって捜索を続け、翌2日午前2時になり道を失った観光客5人をようやく見つけました。5人は警察官の「怖がらないで。大丈夫だ。私たちがいる」という叫び声を聞いてやっと安心できたとのことです。5人は5時間後に、山麓の安全な場所に無事移されました。

道に迷った観光客5人は中国南部の広東省や海南省などからやってきたとのことです。（提供/CRI）