韓国開催の世界スカウト大会、失敗の原因は「政府の過度な介入」=韓国ネット「世界に恥をさらした」

Record Korea    2024年4月25日(木) 7時0分

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24日、韓国・YTNによると、昨年8月に全羅北道のセマングムで開催された「第25回世界スカウトジャンボリー」をめぐり、世界スカウト機構が「韓国政府の過度な介入が多くの問題を引き起こした」と批判した。

2024年4月24日、韓国・YTNによると、昨年8月に韓国・全羅北道扶安郡のセマングムで開催されたボーイスカウト・ガールスカウトの世界大会「第25回世界スカウトジャンボリー」をめぐり、世界スカウト機構が「韓国政府の過度な介入が多くの問題を引き起こした」と批判した。

記事によると、世界スカウト機構は第25回世界スカウトジャンボリー報告書で「韓国政府が事実上の大会主催者となったために韓国スカウト連盟が疎外された」とし、「公務員中心の組織委員会は数回にわたって人員が入れ替わったが、引き継ぎがきちんと行われなかった」と指摘した。

さらに「役割と責任があいまいになり、実行構造が脆弱になった」とし、「韓国政府の財政的寄与は認めるが、過度な関与が多くの構造的問題を引き起こした」と批判した。

また、第25回世界スカウトジャンボリーは「安全、セキュリティー、医療支援、食事、衛生、天候などさまざまな部分でかなりの欠陥があった」と指摘したという。

これに対し、韓国・女性家族部は「政府の介入がジャンボリー失敗の原因というのは事実でない」「政府はイベント初期に発生した問題について、地方自治体や民間企業と協力して迅速に正常化させた」などと反論したという。

第25回世界スカウトジャンボリーは昨年8月1~11日にセマングムで開催され、158カ国から約4万3000人のスカウト隊員が参加した。しかし、キャンプ場内の衛生状態が悪く、熱中症患者も続出して物議を醸した。さらに台風まで接近し、参加者全員が早期撤収する事態となり、国際社会から「ずさんな運営」だと批判する声が上がっていた。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「世界に恥をさらした」「言い訳せず、素直に『準備不足でした』と謝ってほしい」「韓国国民からも世界からも批判されているのに、謝罪すらしないとは」「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は絶対に過ちを認めない」「現政権の能力を考えると、絶対に開催してはならないイベントだった」「これが、過去最大の惨事と言われる万博誘致失敗につながった」「万博誘致に失敗して良かったかもしれない。世界に恥をさらす機会がなくなったのだから」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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